季節の花〜卯月(うづき/April)

日本では、4月(しがつ/April)のことを旧暦で「卯月(うづき)」と呼びます。

さらに、4月5日〜4月19日頃は、二十四節気(にじゅうしせっき)※で「清明(せいめい)」といわれ、全てのものが清らかで生き生きとし、明るい空気に満ちるという意味があります。

 

今回は、この季節に見られる花を紹介します。

 

※二十四節気(にじゅうしせっき)とは、太陽の動きをもとに1年を24つに分けたもので、約15日ごとに季節感を表す言葉がつけられています。


出典:和風月名(わふうげつめい)日本の暦・国立国会図書館https://www.ndl. go.jp/koyomi/chapter3/s8.html

 

 

 

桜(さくら/cherry blossom




日本の代表的な花であり、春の訪れを象徴する桜(さくら)。「桜色(さくらいろ)」は、この花のような淡いピンクのことです。

桜は、咲き始めてから二週間ほどで散ってしまうので、日本では桜の開花予想が例年ニュースになるほど。例年、桜を見ながら食事やお酒を飲む「お花見(おはなみ)」が、日本各地で行われます。

開花時期:3月下旬〜4月上旬

 

 

菜の花(なのはな/Canola flower




鮮やかな黄色の絨毯のような光景を見かけたら、それは菜の花の集まりでしょう。この

明るく鮮やかな黄色(きいろ)のことを「菜の花色(なのはないろ)」と言います。菜の花(なのはな)は、特定の花の名前ではなく、アブラナ科の植物の総称を指しています。菜の花の種からできた油は、菜種油(なたねあぶら)として使われています。

開花時期:3月下旬〜5月上旬

 

八重山吹(やえやまぶき/Japanese kerria



八重山吹(やえやまぶき)の「八重(やえ)」とは、花弁が数多く重なっていることを意味しています。この花のような、オレンジと黄色の中間のような鮮やかな色は、「山吹色(やまぶきいろ)」と呼ばれています。ちなみに、京都府の嵐山にある神社「松尾大社(まつおたいしゃ)」は、山吹の名所として全国的に有名です。

開花時期:4月上旬〜5月上旬

 

花水木(はなみずき/Dogwood



日本の歌手、一青窈(ひととよう)の歌で有名な「ハナミズキ」。「うすべにいろの〜♪」の歌詞にもある通り、薄い紅色(べにいろ)の花が特徴ですが、赤や白の花もあります。秋には、葉が紅葉する木でもあり、家の庭先や街路樹として見られます。

開花時期:4月中旬〜5月上旬

 

躑躅(つつじ/Azalea




躑躅(つつじ)の花は、赤、白、ピンnクと様々な色がありますが、「躑躅色(つつじいろ)」は、紫がかかった鮮やかな赤色のことを指します。日本では、道路の歩道脇によく植えられているので、目にする頻度は高いでしょう。「躑躅」は、日本人でさえ書くのが難しい漢字。「つつじ」「ツツジ」というように、平仮名や片仮名で書くことが多いです。

開花時期:4月中旬〜5月中旬

 

 

 

4月は、気温がどんどん上がり、空気も爽やかで過ごしやすい時期。

一歩外に踏み出せば、暖かい陽射しと新鮮な空気で、春の訪れを感じることができます。

ぜひお気に入りの花や色を見つけてくださいね。

 

 

 

Writer : EMA

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