季節の手仕事〜梅酒(PRUNE WINE)〜

 梅酒を作るのは毎年6月頃。梅酒作りに必要な青梅は、5月下旬〜6月下旬の間しか手に入らないので、梅酒を作るのは毎年6月頃になります。

 

ちなみに、6月頃から日本全国で集中的に降る雨のことを「梅雨(梅雨)」と言いますが、

梅の実が熟する頃に雨が降ることから付けられた名前と言われています。


この時期にスーパーや道の駅に行けば、地元で採れた梅が店頭に並んでいます。

今回は、家庭でできる梅酒作りの工程をご紹介します。

 


1.     梅酒の材料を用意する


青梅…500g

ホワイトリカー…900ml

砂糖(氷砂糖や三温糖など)…250300g

保存瓶(蓋付きの密閉できるもの・2Lサイズ)

 

梅酒で使用するのは熟する前の硬い青梅。青梅の場合はすっきりとした味わい、黄色く色づいた完熟梅の場合は、フルーティーで芳醇な梅酒に仕上がります。

 

今回は、和歌山県産の「古城梅(ごじろううめ)」を用意しました。実が硬く引き締まっているため、梅酒作りに適した品種とされています。

梅の産地や種類、収穫時期によっても味わいが異なるので、色々試して見ると良いでしょう。

 

また、砂糖は純度の高い氷砂糖を使うとすっきりと梅の風味が引き立つ仕上がりに、三温糖はコクがありまろやかな仕上がりになります。今回は、梅の分量の半分くらいの砂糖で甘さを控えめにしていますが、甘さをより出したいときは梅と同量の砂糖を用意しましょう。

  

2.     梅のアク抜きをする

水をたっぷり入れたボウルに梅を入れ、2〜4時間ほどアク抜きをします。黄色い完熟梅を使う場合は、水に漬けると傷んでしまうので、この工程は必要ありません。

 

3.梅を水洗いする

梅を水洗いして汚れを取り除き、ザルにあけて水気を切ります。梅酒作りに余分な水気は大敵。清潔な布巾もしくはキッチンペーパーなどで、梅の水気を拭き取りましょう。

4.梅のヘタを取る



梅のヘタを竹串などで一つずつ取り除きます。爪楊枝はすぐに折れてしまうので、竹串など比較的強度があるものを使うのがおすすめです。竹串の先を差し込むとぽろっと簡単に取れます。

ヘタを取らずに漬けると、梅酒にエグ味が出て味が落ちてしまいます。梅の数が多いほど時間がかかる作業ですが、ここは丁寧に行いましょう。

 

5.容器に梅と砂糖、ホワイトリカーを入れる


保存容器に、梅と砂糖を交互に層になるように入れます。梅→砂糖→梅→砂糖というように、梅から始まり砂糖で終わるようにします。

順番に入れたら、最後にホワイトリカーを静かに注ぎ入れ、梅と砂糖が浸かるようにします。

 

 

6.熟成・保存する

最後にしっかりと容器の蓋を閉めて、冷暗所で保管しましょう。最初の一週間ほどは、容器をゆり動かして中の糖分が均一になるようにしてください。いつ仕込んだものか分かるように、日付や材料などメモを書いたシールを貼っておくと、飲み頃のタイミングを測ることができます。

 

梅酒は少なくとも、3ヶ月以上は寝かしましょう。無色のホワイトリカーに梅のエキスが溶け込んで、次第に色濃くなります。

3ヶ月程度のものは、あっさりとした味わいでアルコールの刺激が少し残ります。半年〜1年以上経った梅酒は、梅のコクと深みが出てより一層美味しくなると言われています。

 

ぜひ皆さんも挑戦してみてくださいね。





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